【読書レビュー】無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21
「なんとなく生きる」と絶対損をする
「こういうときには、こういうルールをしておこう」というルールを先に決めます。それで実際に、「これ違うな」と思ったら、その都度見直してルールを変えます。
なんとなく生きていると、いろいろ迷ってストレスが溜まりますし、衝動的・感覚的に判断してしまって絶対に損をします。
何事も最初は「仮説を立てる」
成功している人は、たとえ楽観的に見えても、どんな些細なことでもシナリオを数パターン考えて、最悪のシナリオまで考え抜いて、そのシナリオの精度を上げるために情報を集めたり、人を動かしたりすることが当たり前にできているのです。つまり「仮説を立てるクセがついている」のです。
消費者は一生幸せになれない
楽しさや幸せを「お金を使うことで感じる人」は、一生幸せになれません。幸せを感じるためにお金を使い続けなくてはならないので、アラブの石油王であれば別ですが、多くの人には限界があるからです。
消費者のままの人生から抜け出すには、クリエーターになるという方法しかありません。モノづくりをする人は幸せを感じることが出来ますからね。これらは「お金をかけなくても幸せになれる手段」なので、それを持っていると、自分の時間さえあれば、その分だけ幸せになれます。
記憶力を気にしない
僕が3日で忘れてしまうようなことを、1年も覚え続ける人は、それだけで100倍以上のストレスを受けています。だから僕は100分の1のストレスで済むので、記憶力がないことがとてもトクなのです。
「いい本」の5つの条件
・今後10年以上も影響を与える「技術」や「文化」をテーマにしている
・結論に至る「経緯と理由」にすじが通っている
・「資料」から組み立てられていて、個人の感想を書いているわけではない
・一般的な「常識」とは違う結論や発見がある
・単純に読んでいて「おもしろい」
仕事が奪われる前にすべきこと
・スキルを身につけてお金を稼いで幸せを目指すか
・お金がなくても工夫して幸せを目指すか
その二択に分かれていくのです。
どちらがいいとかいう話ではなく、どちらであっても「考え方」次第で軸をちゃんと決めて自分を正当化することが大事です。
つまり、「物理的な自分」と「頭の中の自分」を一致させるということです。
人はなぜ生きるのか?
「死ぬまでにできるだけ楽しく暮らすため」と言うのが答えだと思っています。そのためには、自分が楽しいと思えるように物事をを変えてしまうのも含めて、長期的に楽しいと思えることをなるべく増やして、不快に感じることをなるべく減らすのがいいと思っています。
先進国で生まれた人は、だんだん経済的に息苦しくなることは自明なので、「経済と自分の幸せを切り離せるか?」ってのが、大事なのかなと思っています。