【京都府】日本のヴェネチア!? 伊根町の舟屋の美しさとは
皆さん、ヴェネチアはご存じですよね?
「水の都」の異名を持つ、ワンピースのウォーターセブンのモデルになったイタリア北西部に位置する都市のことです。
そんな日本のヴェネチアが京都の北部にあるということで行って参りました!
どこにあるのか
もう少し拡大すると・・・
伊根町は、京都府の町で丹後半島の北東部に位置しています。
気になる街並みは?
京都府丹後半島の東端の“伊根湾”に沿って建ち並ぶのは、約230軒の民家。伊根町では、こうした海に迫り出しすように建つ民家のことを「舟屋」と呼んでいます。
民家の1階は、船揚場と作業場。船はそのまま海上に出られるようになっています。船は暮らしを支える大切な漁船であり、かつて陸路がなかった時代の生活の足でもありました。
この作業場では、漁労の準備や漁具の手入れをするだけでなく、干物や洗濯物の干場、農産物の置き場としても活用されています。2階は民宿の客室や生活の場として使われています。
いやー渋いですよね。華やかさは本家には勝てませんが日本らしさが出ていますよね。
伊根湾と伊根町
伊根町は、京都府・丹後半島の東端の「伊根湾」に面した、人口約2,500人ほどの小さな町。
平地が少ないこの町の面積の約8割が山林に覆われ、残りの山間部や沿岸部に小さな集落(地区)が点在しています。
「伊根の舟屋」で有名なのは、伊根町の中の一つ「伊根地区」。他に“浦島伝説”で知られる本庄地区、筒川地区、棚田がある朝妻地区があり、伊根町は4つの地区から成っています。
アクセス
伊根町までは、京都・大阪から車で約2時間半。天橋立から約30分。
北タンゴ鉄道「天橋立」駅・「宮津」駅から路線バスを利用して約1時間。また「天橋立・宮津」と「伊根」を結ぶ「伊根航路」も31年ぶりに復活し、新造船「KAGOME6」が就航しています(運行期間については、記事最後を参照)。
まとめ
初めて訪れても、どこか心懐かしい気持ちにさせる「伊根の舟屋」の町並み。
町内には観光スポットも在りますが、スポット目当てに散策すると、この町を訪れた甲斐がありません。
潮の香りを楽しみながら、穏やかな海を眺め、静かな伊根の舟屋が建ち並んだ町中を散策するのが、伊根を楽しむ大きなポイントです。人々の暮らしぶりや、ひっそりと静まる町中、穏やかな海面、黄昏時の風情などは、ゆったりとした気分で歩き回るからこそ味わえるものです。
伊根の町へ足を運び、ぜひ自分自身にしか発見できない、伊根の素敵な一コマを見つけて下さい。