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歯科大生のライフハックブログ

【インド】インドのコルカタのマザーハウスでボランティアして感じたこと

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どうも!旅好き歯学部生のセナ@ouss802です。

今回はインドのコルカタのマザーハウスでボランティアした時のことを書きます。

マザーハウスとは

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インドのコルカタに拠点のある「マザーハウス」は、ノーベル平和賞を受賞したマザーテレサが設立した最初の施設です。

世界各国の方がボランティアに訪れており、ボランティアは、年齢、性別、国籍関係なく誰でも参加できます。

このボランティアに参加することがインドを旅する目的の一つでした。

もう一つはガンジス川でバタフライすることです笑。

マザーハウスのボランティアとは

ボランティア施設

ボランティア出来る施設は主に下の5つの施設で、割り振られた先に行きます。

Nirmal Hriday (Kalighat):『死を待つ人々の家』(ニルマル・ヒルダイ, カリガート、日本語名:清らかな心)

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マザーテレサが初めて作った施設で貧しく、瀕死の状態で主に結核、肝炎、脳膜炎、マラリア、ハンディーキャップ等の患者さんが男性約50名、女性約50名収容されています。

Prem Dan(プレムダン、日本語名:愛の贈り物)

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身寄りがない老人や貧しくて医者にかかれない瀕死の状態にある患者さんが100人ほど過ごしています。成人の精神病棟などがあります。僕はこちらの施設に割り振られました。

Shanti Dan(シャンティダン、日本語名:平和の贈り物)

孤児のための施設と精神障害者(女性)のための施設の2つがあります。女性の多くは、過去に虐待や身売りなどの経験をし、精神に障害を来した人たちです。

Daya Dan(ダヤダン、日本語名:親切な贈り物)

10歳以下の障害児の施設。養子縁組を待つ部門もあるようです。

ShiShu Bhavan(シシュババン、日本語名:孤児の家)

親のない子どもたちのための家。1955年に開設。乳幼児から3歳時までたくさんの子供達が過ごしています。

マザーハウスのボランティア内容

早朝にその日ボランティアする人がマザーハウスに集まり、皆で朝食を食べます。

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そしてお祈りしてそれぞれの施設に割り振られ、施設に移動すると行った流れです。

※施設内で写真は撮れません!

僕はPrem Danという施設で、みんなで歩いて向かいました。

施設に向かうまでにスラムのような場所であったり、道が舗装されていない場所を通ります。テレビなどでは見たことはあったけど、インドの貧困を実際に目の当たりにすると重いものを感じました。「これからするボランティアで自分に何が出来るのかな」ということを考えていると施設に着きました。

まずは荷物を預け、男女で分かれます。施設は男女で棟が分かれており、男性ボランティアは男性の棟で、女性ボランティアは女性の棟に行きます。

Prem Danでの1日のボランティアの流れはこんな感じでした。

洗濯、洗濯物干し
   ↓
患者さんの髭剃り
   ↓
昼食準備、食事手伝い、片付け
   ↓
   解散

書き出すと簡単ですが、参加者にしか共感できない”重さ”がそこに存在します。

患者さんには重い病気に罹っていたり、障害を持たれている方が多いからです。

手がない人。

車椅子の人。

全身がブツブツの人。

盲目ののおじいさ人。

包帯だらけの人。

施設に入った時はそんな方を見て、なかなか衝撃を受けました。医療系学生でそれなりに病気の知識があったり、医療・介護現場を見てましたが国内での環境とは全く違うなと・・・

そんな中で初めは

「自分に何が出来るのか?」

「ここでボランティアして何か意味があるのか?」

「なぜ来たのか?」

など葛藤しました。

・・・

・・・

・・・

でも、施設のスタッフさんの笑顔で生き生きとボランティアしている姿やその澄んだ目を見て「取り敢えず自分に出来ることを全力でやろう!」と。

そこから時間が経つのは早かった。

患者さんの髭剃り、盲目の患者さんの食事介助、食事の片付け。

終えるとなぜかめちゃくちゃ達成感がありました。

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写真は今回一緒にボランティアをしたメンバーです。

ボランティアして感じたこと 

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「生」と「死」について生々しく感じ、深く考えることが出来ました。 

 

“自分が五体満足で生きているということがどれだけ幸せなことなのか“

“これから歯科医師として患者さんにどんなことを与えることが出来るのか“

 

僕はたった1日しか行っていないし、1日ボランティアして分かることなんて、本当に ”ごくわずか”だと思います。

でも参加して本当に良かったとはっきり言えます。「こんな環境に生きる人がいること」、「無償で人に奉仕することの大変さ・やり甲斐」など絶対に参加しなければ知り得なかったからです。

 

また、他の国から来たボランティアの方とも共同作業するということで言葉の壁を超えた信頼関係が得られました!

参加方法

毎週月・水・木の午後に説明会・ボランティア登録があり、そこへ行くと誰でも翌日からボランティア活動が行えます(※18歳以上)。

【マザーハウスの情報】
住所 54, A.J.C Bose Road, Kolkata-700016
電話 +91-33-22172277
時間 (午前)8:00~12:00 (午後)15:00~18:00
※ミサや朝食は8:00より前に行われています

まとめ

いかがでしたか?興味を持たれた方いましたらぜひ参加して欲しいです。

このボランティアはとても大変だけど、ものすごく価値のあるものでした。僕は今度訪れた際は、長期でしてみたいなと思っています。

 

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